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26世紀青年 [映画感想−な]

ずっと観よう観ようと思いながらようやく鑑賞。
それにしても『バス男』以来といってもいい、ひどい邦題を付けられたものです。
おそらく『20世紀少年』とはまったく接点はないと思います。
(スミマセン、『20世紀少年』全然知らないモノで)


2005年、アメリカ陸軍は人間の冬眠実験に軍人のジョー(ルーク・ウィルソン)と、
売春婦のリタ(マーヤ・ルドルフ)を実験体として選び、極秘に実施します。
しかし1年間の計画が実験責任者の逮捕により実験自体が忘れ去られ、
冬眠装置は放置、2人は500年後にようやく目覚めます。
そんな2人が目にした未来社会は知能の低い人間ばかりになっていて、
そのためジョーはこの時代では誰よりも優れた頭脳の持ち主ということなってしまい、
元プロレスラーのカマチョ大統領(テリー・クルーズ)に認められ、国務長官に任命されてしまいます。
この事態をなんとかしようと、ジョーとリタは弁護士のフリート(ダックス・シェパード)の手を借り、
過去へ戻る"タイムマシン"を探し求めますが・・・。


平均的アメリカ人
Idiocracy_1.jpg


バカな映画はいろいろ観てきましたが、本当に"バカ”しか出てこないという、
これほど文字通りのバカ映画はちょっとないかも知れません。
まあ"バカ"という言い方もどうかと思うのですが、ここは"バカ"で統一させていただいて。
最初に、なぜ未来がバカばかりになってしまうのかについての説明があります。
高IQの夫婦は仕事やいろんな事情があって子作りを先延ばしにし、
いざ作ろうとする時には出来なくなってしまう。
低IQの夫婦は避妊もせずイキオイでバンバン子どもを作り、他所でまで作ったり、
そんな環境で育った子どもも若くして子供を作り・・・と、
かくして頭のいい種は絶え"バカ"は増えていくという、これは相当にキケンかつ失礼な話。
でも、この説をまったく否定することは出来ないというか、
確かにこれは一理あるかも、という気になってしまいます。

監督はあの『ビーバス&バットヘッド』の作者マイク・ジャッジということもあって、
次々に繰り出されるギャグはかなりキケンでとにかくオカシイ。
500年後の未来といっても人々の見た目は大して今と変わってなくて、
大体アメリカの、それもワシントンDCあたりのことしか描かれてないという、
相当に大雑把な未来の描写で、その辺のユルい感じがいっそうバカっぽさを感じさせます。
人々の服は広告だらけ、スターバックスは風俗店になってるし、
コストコが異常な巨大さで何でもアリな施設になっていて、
法律学校まで経営していたりとか本当にクダラナイ。


ワケあり娼婦
Idiocracy_2.jpg


さて、その未来では植物が育たないことが重大な環境問題ということになってるんですが、
その原因は、畑には栄養価が高いからとゲータレードを撒いているから!
ジョーが「植物には水を与えなくては」と言うと、
「え、水ってトイレを流すものでしょう。そんなものを植物に撒くなんて!」と来る。
病院で水を飲もうとするとドリンクサーバーから出てくるのはやっぱりゲータレード!
なんかもう、これって逆に平和なんじゃないかと思ってしまいます。
これだけバカしかいなくなった世界が食糧危機だとかなんとか言っても、
滅びず戦争もなくそれなりにちゃんと機能しているというのは、
もしかしたら幸せなことなのかも知れない、と思ったりして。
大体、アメリカしか登場しないってことは案外ほかの国なんてもう滅亡しちゃってるとか?
私は、この未来の世界を牛耳ってる一握りの"賢い人"がそのうち出てくるんだろうと、
観ている間中、想像してたんですが・・・残念ながらそんな人は出てきませんでした。

ところで、この500年後の未来の情景、どこかで見たような?
街は荒れ果て砂嵐が吹き荒れ、高層ビルかと思うとうずたかく積まれたゴミで、
人は椅子に座ったままでテレビ見てご飯食べて・・・と、
そう、これなんだか『ウォーリー』にそっくり!
ウォーリーのようなロボットは登場しませんが(壊れたルンバみたいなのは出てきますが)、
未来の人々は太ってないしちゃんと歩いて生活してはいますが、
そうか元ネタはウォーリーね・・・と思ったら、これって製作年は2005年頃で、
なんとウォーリーより前なんですね。ということはウォーリーのほうが・・・!?


タイムマシンはどこ!?
Idiocracy_3.jpg


ジョーとリタを助ける弁護士(!)フリート役のダックス・シェパードの、
相当ネジの緩そうなとろーんとした感じがすごく面白かった。
バカの世界では弁護士なんて高学歴なはずの人もこんな調子。なんせコストコ法律学校卒だし。
ジャスティン・ロングが出てるというので期待してたんですが、
すごーくちょっとだけの出演で残念。でも十分"バカ"やってくれます。

冒頭の”バカが子だくさん”はエンディングでも引き継がれるのですが、
この事態をなんとかしようというジョーの決意とメッセージもあり、
これで少しは救いがある・・・のかな?
アメリカではやはりいろいろと差し障りがあったようで、ひっそりと公開され、
興行成績も振るわなかったようで・・・まあしょうがないかも知れません。
おそらく当のアメリカ人はいろんな部分で痛いところを突かれていると感じるはずだし、
あるいは失礼な!と怒っちゃう人も多いはず。子だくさんは宗教的な問題まで絡んでくると思うので。
日本だって笑ってばかりもいられないと思うのですが、
まあでもとりあえずは「アメリカってバカだなあ」と笑って観るという姿勢でいいと思います。
その余裕があるうちは大丈夫だし、ジョーの言う「読書はクールなことなんだよ」を、
ちょっとマジメに受け止めてみるのもいいかも知れません。
こんな映画で我がフリ直すというのもどうかと思いますけどね。


Idiocracy(2006年 アメリカ)
監督 マイク・ジャッジ
出演 ルーク・ウィルソン マーヤ・ルドルフ ダックス・シェパード テリー・クルーズ
   ジャスティン・ロング トーマス・ヘイデン・チャーチ



26世紀青年 [DVD]

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ナイト ミュージアム2 [映画感想−な]

楽しい楽しい『ナイト ミュージアム』の続編。今度は何が動き出す・・・!?


ニューヨーク自然史博物館の警備員だったラリー(ベン・スティラー)は、
発明品が次々とヒットし、今や実業家として忙しい日々を送っていました。
ある日、ようやく時間を作って久しぶりに博物館を訪ねてみると、
改装のため展示品の多くがワシントンDCのスミソニアン博物館に移送されると知り愕然。
ルーズベルト大統領(ロビン・ウィリアムズ)らと楽しい"最後の夜"を過ごした翌日、
ラリーのもとにミニチュアカウボーイのジェデダイア(オーウェン・ウィルソン)から、
助けを求める電話がかかってきます。
急遽ワシントンへ向かうラリー。彼がそこで見たものは・・・。


石版が!
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ベン・スティラーの代表作となった感じのこの作品。
今回も前作と同じく家族で観られる安心ムービーとなっています。
一作目の時にも思いましたが、歴史好きな人はすごく楽しめると思うし、
これを観て歴史に興味を持つ子どもも多いと思います。
あらゆるものが動き出す楽しさは文句ナシ、
前作で動きまくった展示物たちはほぼ全員登場、
そこに今回は新しい仲間も大勢出てきます。
アル・カポネやアインシュタインからダース・ベイダーまで近代のキャラクターも登場、
写真や絵画も動き出す上にその中に入っちゃうという、
まあいろいろ考えつくなあという驚き満載です。

ただ、前作と比較するとストーリーの弱さは否めません。
今回の"敵"はエジプト王カームンラー(ハンク・アザリア)で、
彼はイワン雷帝(クリストファー・ゲスト)らと共に"世界征服"を目論み、
ジェデダイアを人質に取ってラリーから石版を奪おうとします。
ラリーは今回も大奮闘するのですが、
前回のような初めての体験に右往左往ということは当然ないし、
前作の老警備員3人組というリアルな"敵"に比べたら、
所詮展示品なのに・・と、なんだかどうとでもなりそうな気もしたり。
でもとにかくそういうドラマ部分はハッキリ言ってどうでもよくて、
作品の狙いは、ただひたすら動く展示物をいかに見せるかということに絞ったようで、
そこは潔いし、作る側がどんな映画にするのかという目的がすごくクリアに感じられます。


ジェデダイアが!
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今回登場のキャストでは、やはりエイミー・アダムスが見どころでしょうか。
初めて大西洋単独横断飛行した女性パイロット、アメリア・イアハート役。
『魔法にかけられて』とどこか同じような存在であるとも言えるし、
強気でちょっと勘違いなところなど、とても魅力的に演じていて、
魔法にかかった展示品の中でもほんわかといい色を添えています。
アメリアとラリーの淡いラブストーリーになっているのもなかなか良い。
前作で登場したラリーの奥さんは離婚してしまって一切登場せず、
カーラ・グギノが演じた学芸員もどこへ行ってしまったのやら・・・なんてことも気にはなりましたが。

ほかに面白いキャラクターといえばアインシュタイン人形!
なぜ人形?しかもおみやげ品だから何体もいたりするし。
それとジョナスブラザーズの天使3人組もまんまでオカシイ。
アメリカの女の子たち動員作戦でしょうか?しかしこんな出方でいいんでしょうか?
でもキャラクターたちはどちらかというと前作のほうが魅力的だったというか、
やはりインパクトは前作の方が強かったと思いました。
ロビン・ウィリアムズ演じるテディ・ルーズベルトは今回あまり登場がなく残念でしたが、
ちょっと姿を変えて、スミソニアンバージョンで登場します。これがまたなかなか傑作!
かくし芸大会のハナ肇だ!・・・というとトシがばれてしまいそうですが。
彼の最愛の人、サカジャウィアは今回あまり表に登場しないのがちょっと気になりました。
というかなんか彼女、やつれてた?
エジプト王カームンラーの弟であるアクメンラー王も出番は控えめ。
で、やはり活躍するのはジェデダイアと、スティーヴ・クーガン演じるオクタヴィウスのミニミニコンビ!
今回もちっちゃいカラダを張ってくれます。最高!


こんなものまで!?
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"お子さま向け映画"ということで思い出すのは、
ロバート・ロドリゲスの『スパイキッズ』シリーズ。
あれもどんどんお子さま向けになっていって最後はほとんどTVゲームでしたが、
それでも私はあのシリーズが大好きでした。
それはアントニオ・バンデラスやジョージ・クルーニー、
スティーヴ・ブシェミにダニー・トレホなんていうロドリゲス組な人たちが、
そんなお子さま映画でお子さま向けな役を嬉々として演じていて、
それが見ていてとにかく楽しかった。
なんだかあの作品に通じるものが今作にも感じられました。
こちらもベン・スティラーが真面目に、でも結構好き放題やってるというのが嬉しくて楽しくて!
彼とジョナ・ヒルやリッキー・ジャーヴェイスとのやりとりは、
それ絶対アドリブでしょ?という感じだし、ムダに長いこれらのシーン、
たぶん映画的にも、もちろんお子さま向けとしても間違ってると思うんですが。
でも、ベンとジョナ・ヒルの共演、おかしくてもうずっと観ていたかった!
なんだ"ブラゥンドン"って。
ほかにカスター将軍役のビル・ヘイダーもなかなかチャーミング?だったし、
有名な『勝利のキス』の写真の中にはジェイ・バルチェルが!しかもそんなオチ!
この写真に入ってのドタバタは『カラー・オブ・ハート』をちょっと思い出しました。

そういうわけで全体的に子ども騙しと言えなくもないし、大傑作とは決して言えない。
出演者が大好きな人たちでいっぱいということで、
内輪受け的に面白がってるだけなのかも知れません。
でも、ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンが、
同じスクリーンにいるだけで幸せな気持ちになってしまう私にとっては、
これは大傑作であり、宝物のような作品なのです。
『3』はあるのかな?いくらでも続きは作れそうですが。
でも今回のエンディング、あれっていいのかなあって気はしてます。


おまけ。ベン・スティラーによるスミソニアン博物館オリエンテーションビデオ。


Night at the Museum: Battle of the Smithsonian(2009 アメリカ)
監督 ショーン・レヴィ
出演 ベン・スティラー エイミー・アダムス オーウェン・ウィルソン ハンク・アザリア
   ロビン・ウィリアムズ クリストファー・ゲスト アラン・シャバ スティーヴ・クーガン
   リッキー・ジャーヴェイス ビル・ヘイダー ジェイク・チェリー



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2番目のキス [映画感想−な]

なぜか見そびれていたこの作品。
白状すると『50回目のファースト・キス』とごっちゃになってました。
全然数字が違うっていうのに・・・はい、今作のリンジーと違って数字は本当にニガテです、


10月のボストン。
ビジネスコンサルタントとして働くリンジー(ドリュー・バリモア)の会社に、
数学教師ベン(ジミー・ファロン)が生徒を引き連れて社会科見学に訪れます。
リンジーに一目惚れしたベンは、その場で彼女をデートに誘います。
住んでる世界が違う2人でしたが、ベンの人柄の良さに徐々に惹かれていくリンジー。
2人はデートを重ね幸せな日々を過ごしますが、3月になってそれが一変します。
実は彼は熱狂的なボストン・レッドソックスファンで、
シーズン開始とともに、彼の生活はすべてがレッドソックスを中心に回り始めるのでした・・・。


いい人かもしれない
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『25年目のキス』そして『50回目のファースト・キス』に続く、
ドリュー・バリモアのキスシリーズ?と思わせたいという理由で、
付けられたと想像される邦題のやる気なさが残念。
関係ないのにタイトルに『俺たち〜』を付けられるウィル・フェレル作品と同じ目ですね。
これ、原作はニック・ホーンビィと聞いて超納得。
『ハイ・フィデリティ』『アバウト・ア・ボーイ』と同様の、
大人になりきれてない、ちょっと情けない男が主人公です。
原作はイギリスなんで熱狂的アーセナルファンということらしいのですが、
舞台がアメリカとなれば当然メジャーリーグになってしまうのですね。
サッカーのサポーターも相当熱そうですが、野球もこんな感じなんですね。
日本の野球ファンも、特に西の方のチームなんかこういう人多そう!

ベンの不幸は、同じレッドソックスファンの中で恋人が見つかれば良かったのに、
そうはならなかった点。
これまで何度も彼の野球熱を理解できず別れを経験して来たようですが、
確かにこんなではダメだろうなあ。
すべての予定がレッドソックス戦を中心に組まれてしまうなんて!
「私と野球とどっちが大事!?」って、女のほうだって言いたくはないですよ。
でも野球だけじゃなく、”野球”を違うものに置き換えたら、
結構世の男性にはそう言われるような人は多いのかも知れない。
男と女の永遠にわかりあえない深い溝、なのでしょうか。


でも仕事もしなきゃ
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だいたい野球は野球、恋人は恋人で別物と割り切ってしまえばいいのに、
どうして自分の趣味に引き込んでしまうんでしょう?
そりゃあ一緒に楽しめれば最高かも知れませんけどね。
これまでも失敗して来てるんだから学習すればいいのに、と、
女の私からすれば思ってしまいます。
一方、リンジーがベンに合わせようとする気持ちはすっごくわかります。
男の人が何かに夢中になってる姿というのは魅力的でもあるし、
その夢中になってるものに当然興味も持つ。
でもここまで来るとさすがにどこかでキレそうです。

このベンを演じたジミー・ファロンという人、
私はたぶん初めて観たと思うんですが・・・え、『あの頃ペニー・レインと』に出てた!?
『僕のニューヨークライフ』?うわ、全然印象にありません!
まあ、そんな印象薄い点がベンとして適役だったのかも知れませんが。
サタデーナイトライブ出身の人と聞いてああなるほどという感じですが、
それにしてはちょっとおとなしめな印象。
頼りなげな感じがドリューの好きそうなタイプですけどね。
でも、見た目はサエないけど口から出てくるセリフはどれもこれも気が利いてる!
リンジーがあっさりと惹かれてしまうのも納得です。
生徒たちに慕われてるというのもよくわかるし、
こういう頭の良い返しが出来る人って本当に魅力的。
彼の言うセリフ、脚本なのか原作にあるのかわかりませんが、
面白いセリフの応酬はラブコメには欠かせないモノだし、観ていて楽しくて大好きです。


世話が焼けるっ!
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ところでこの原作ではすでにコリン・ファース主演で映画化されてたんですね。
これも機会があったらぜひ観てみたいです。
野球はまるで詳しくないですが、ベーブ・ルース絡みの"呪い"話は聞いたことがあります。
この作品でも、脚本上では当然その呪いは解けず、
レッドソックスの優勝は無いことになってたそうですが、
なんと撮影中に呪いが解け(?)、急遽優勝決定戦にスタッフが招集され、
リアルな優勝シーンを撮影したのだそう。
86年ぶりの優勝というものすごいタイミングで製作されたものです。
やっぱりドリューはいろんな意味で女神なのかも・・・関係ない?

一番驚くべきは、これがあのボビー&ピーター・ファレリー兄弟監督作ということ。
『Mr.ダマー』とか『メリーに首ったけ』とか『ふたりにクギづけ』の、ですよ!
実に正統派ラブコメという感じでちょっと意外でした。
彼ららしいところは、意味もなくギプスしてる生徒が出てくるところぐらいでしょうか。
彼らも元々レッドソックスファンだそうで、
ディテールのこだわりぶりにその辺が出ていると思いました。
本当、観ていてイヤな気持ちにならないのです。
そもそも私は彼らの作品でイヤな気持ちになったことは一度もないんですが、
今回もいろんな意味で愛が溢れてる作品だなあと思いました。
ドリューの笑顔によるところも大きいですが、
こういうのはホント、なーんかいいなあとニコニコしてしまう作品。
彼女とイマイチわかりあえないなあと思ってる男の人、必見ですよ。
見逃してたの、思い出して良かった!


Fever Pitch(2005 アメリカ)
監督 ボビー・ファレリー ピーター・ファレリー
出演 ドリュー・バリモア ジミー・ファロン ジャック・ケーラー アイオン・スカイ



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寝取られ男のラブ♂バカンス [映画感想−な]

昨年末の劇場公開は予想通り観に行くことは出来ませんでしたが、
結構お客さん入ったらしくてヨカッタ!
このちょっとなんだかなあな邦題に怯まず、
1人でも多くの人に観て欲しい佳作・・・です。


ピーター(ジェイソン・シーゲル)の職業はミュージシャン。
TVドラマ『クライムシーン』の音楽を担当しており、
そのドラマの主演女優であるサラ・マーシャル(クリスティン・ベル)と、
かれこれ5年間も付き合っています。
しかしある日、ピーターはサラから一方的に別れを告げられます。
傷心のピーターは義弟ブライアン(ビル・ヘイダー)の勧めでハワイへ行くことに。
しかしそこで、新しい恋人アルダス(ラッセル・ブランド)を連れた、
サラとバッタリ会ってしまい・・・。


傷心に追い打ち
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ジャド・アパトーの一貫したテーマと言える、情けない男のラブストーリー。
今回の主人公ピーターは、一応仕事もちゃんとしてて女優の恋人もいたりしますが、
サラがいないと部屋は散らかしっぱなし、一週間同じスウェット着てたり、
ボウルいっぱいのシリアルが好物でそればっかり食べてたりと、
やはりどちらかというとだらしなく困ったキャラクター。
ハリウッド映画の男前スーパーヒーローでないことは確かです。
主演のジェイソン・シーゲル自身が脚本を書いていて、
彼の実体験がたくさん盛り込まれているそうで、
冒頭で素っ裸の時に別れ話を切り出されるシーンが登場しますが、これも実話とのこと。
それを実際に映画にしちゃうなんて大した吹っ切れ方!
このあたり『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のセス・ローゲンと同じく、
実話の強みというか、リアルさにはやはりかなわないということでしょうか。

さて、ではなぜピーターはサラにフラれてしまったのか。
実はサラは別れる前の1年間、既にアルダスと付き合っていたことがわかります。
では、サラはサイテーな女なのかというと・・・そういうことでもない。
サラがなぜピーターを捨てたのかが彼女の口から語られるのですが、
これは結構一理あったりします。
サラを"寝取った"イギリスのロックミュージシャン、アルダス。
飲むとコカインが欲しくなるから酒を断ってるとか、
自分大好きなカンジとか、その言動は相当にアヤシイ。
サラを本当に愛しているのかどうかもアヤシイ。
そういうアヤシイ脇キャラのようでいて、
実は彼も根はイイ奴であることも微妙ながらわかってきます。


サラの本心は?
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ハワイでピーターは、ホテルで働くレイチェル(ミラ・クニス)という女性と出会います。
ピーターとサラの微妙な状況を目の当たりにした彼女は、ピーターをデートに誘います。
あくまで最初は同情だけでしかなかったレイチェルでしたが、
彼女も過去に深く傷ついた経験があり、
やがて、ピーターへの気持ちが本気になってきます。
サラのピーターに対する感情にも気がつき、一層彼女の気持ちに火を付けます。
このあたりの気持ちの揺れ方もなかなかリアル。

アパトー作品では共通して言えることなんですが、
登場人物に根っからの悪人はいません。
みんなどこかしら弱いところやイタイところは持ってるけど、
根は優しかったり、相手を深く思いやっていたりします。
モテない男を主人公にして、出てくる女性たちはいずれも美人だったりして、
そうすると単純に女を性悪に描きがちだったりするんですが、
そういうことは絶対にない。
確実に男性向けのラブコメなんですが、女である私も惹きつけてしまうのは、
そういう、女性キャラクターに対しての描写や視線の向け方が、
決して手抜きすることなく、丁寧に描かれてるからなんじゃないかなと思います。


レイチェルの気持ちは?
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『ヴェロニカ・マーズ』や『ヒーローズ』でお馴染みのクリスティン・ベル。
結構スキな女優サンなんですが、
今回は彼女と見た目も性格もまるっきり対照的なもう1人のヒロイン、
レイチェル役のミラ・クニスに目が釘付け!
雰囲気とか表情とか、こういう感じの人すっごくスキなんです。
さてピーターは最後にどちらを選ぶのか、どちらからもフラれるのか、
結構ドキドキしながら観てました。
義弟役のビル・ヘイダーは今回は結構出番が多くてヨカッタ!
あやしいサーフィンインストラクターで登場のポール・ラッド、
アルダスに夢中?のホテルマン、ジョナ・ヒルとか、
アパトーギャングの面々が脇でちらちらと活躍してくれるのもお約束で楽しかったです。

男性が一連のアパトー作品を観てどういう風に感じるのかは、
女の私には実際のトコロはわかりません。
"男たちよもっと大人になれ!"というメッセージに、
"そうだそうだ!"と乗っかることは出来ますが、
女には言われたくないって人も多いと思います。
誰にどう言われようと言われまいと頑張る人は頑張るんだろうし、
一生ルーザーでいい、あるいは男だけの、または自分だけの世界でいいやって人は、
それはそれでいいと思う。
でもきっと、女にどうこう言われるよりは、
同性の先輩たちに「俺たちもこんなだったんだからお前らもガンバレよ!」
と言われるほうが何倍も心強かったり、リアルに感じるところは大きいんだと思います。
それが、アパトー作品がアメリカで支持され続けている理由なのかも知れません。
コメディといってもギャグで大爆笑!というのではなく、
笑わせて、そしてちょっと胸をキュンとさせるという、まさにラブコメの王道。
まあどうしても下ネタ方向に行ってしまうのが男性向けということなんでしょうけど、
女性が観てもイヤな気持ちにはならないと思う・・・私だけかしらん?
ジェイソン・シーゲルのヌードはちょっとカンベンして欲しいですけど。


Forgetting Sarah Marshall(2008 アメリカ)
監督 ニコラス・ストーラー
出演 ジェイソン・シーゲル クリステン・ベル ミラ・クニス ラッセル・ブランド
   ビル・ヘイダー ジョナ・ヒル ポール・ラッド



寝取られ男のラブ・バカンス

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7つの贈り物 [映画感想−な]

ウィル・スミスが『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督と、
再びタッグを組んで製作した今作。
タイトルから受ける印象では心温まる作品のようでもありますが、
さて、実際は・・・?


ベン・トーマス(ウィル・スミス)は税務署員として未納税者を訪ね歩き、
納税を勧めたり、生活状況の調査を行っています。
それと同時に彼は密かに何かを調べ、ある人々を探していました。
彼の計画を知っているのは親友のダン(バリー・ペッパー)ただ1人。
密かに着実に計画を進めていくベンはある日、
未納税者で心臓病を患っているエミリー(ロザリオ・ドーソン)と出会います。


ベンの計画とは?
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最初、主人公のベンが何を考え、何をしようとしているのか、
まったく説明がないまま話が進んでいきます。
税務署員と称しながらどこか行動は不審だし、
最初のほうで見せる、電話オペレーターのエズラ(ウディ・ハレルソン)に対する言動は、
とてもひどくて、なぜそんなことを言うのか、するのかがまったくわかりません。
ベンの過去がフラッシュバックで少しずつ見せられはするのですが、
それがどう繋がるのかはいろいろ想像させられるばかりなのです。
最終的に彼が何をしようとしているのか、それ自体はすぐにわかるのですが、
それでもその理由、"なぜ?"という部分は本当に最後にならないとわからない。
・・・いえ、最後までわからないと言ってもいいかも知れません。

登場するいろんなエピソードの中には心を締め付けられるようなものが多く、
観ている間は、素直に何度も涙がこぼれました。
人の生死にかかわる話なので、大切な人を失う悲しさ、
自分が大切な人の前から姿を消すことのつらさを思うと、
思うところは本当にたくさんあります。
そのひとつの答えとしてのベンの行動は、ではどうなのかというと、
どうしても素直に受け入れられない何かを感じてしまうし、
正直言ってとまどいの気持ちのほうが大きかったです。
自分がベンの家族や友人の立場であったら、また何よりエミリーの立場であったら、
この結末を素直に受け入れることはできないだろうなと思うのです。


エミリーとの関係は?
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この先はネタバレに繋がりますので、
未見の方は、この先は読まないほうがいいかも知れません。




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