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シャーロック・ホームズ [映画感想−さ]

シャーロック・ホームズ・・・実はかなり苦手な部類です。
本はほとんど読んだことがないし、映画やドラマも観てないものばかり。
よってホームズに関する知識が無いに等しく、
そんななので原作と比べてどうだこうだも言えない。
ということはこれも素直に楽しめないかも知れないと思って、
観ないでスルーしようかと思ってたんですが。
でもねえ、このキャストですよ。観たいじゃないですか!


1891年ロンドン。若い女性が黒魔術により次々と殺害される事件が起こっていました。
シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)とワトソン医師(ジュード・ロウ)は、
独自の推理で犯人のブラックウッド卿(マーク・ストロング)を追い詰め、逮捕に導きます。
彼は処刑されることになりますが、処刑前に魔術により自分は復活すると宣言。
そして数日後、その言葉通り彼は生き返り、全世界の支配へ向けて動き出します。
その頃、ホームズを女悪党アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)が訪ねてきて、
ホームズにある依頼をしますが・・・。


仲良し
sherlockholmes_1.jpg


どう見てもイギリス紳士には見えないロバート・ダウニー・Jr. と、
正しくイギリス人であるジュード・ロウのコンビ。
もうこれがものすごく良い空気を醸し出していて、それを観ているだけで満足でした。
引きこもりの肉体派、敵を頭脳と肉体でバッタバッタと倒していくホームズ。
すっとぼけた雰囲気ながら常にアタマはフル回転、
相手をどう倒すか一旦アタマの中でシミュレートして、
実際その通りに倒していく様子はすっごく面白い。
そんな彼をうまくサポートしたり出し抜いたりのワトソンもすごくイイ。
『スティング』や『明日に向って撃て』のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのよう、
・・・というと褒めすぎですが、でもそんな男二人が主人公の大活劇は懐かしくもあり、
逆にガイ・リッチーお得意のスローや巻き戻し映像は新鮮でもあり。
突然話が進んでいて「え、何があったの?」と思わせておいて、
そこから巻き戻すようにしてそのプロセスを見せる。
これからどうなるのかとか、その時何があったのかというのを、
映像でパパパッと見せていく、この演出は楽しくて好きです。


魔術師?
sherlockholmes_2.jpg


たびたび登場する、骨の砕ける音が聞こえそうなくらいの拳闘シーン。
ホント、ガイ・リッチーって殴り合い好きだなあと思ったら、
ウィキペディアによると、元々ホームズはボクシングがプロ級というキャラクターなのだそう。
ちゃんとそれに則っているのですね。
そういう細かい元ネタをやっぱり知ってるほうが断然楽しめるんだろうなと思いつつ、
やはり何も知らない私から見ても、これは相当飛ばしたホームズなんじゃないかなとも思うし、
そのあたり、原作のファンの方はどう思われるのでしょう?
まあでも、今さらこれまで何度も映像化されたようなホームズ像を描いても面白くないだろうし、
こういう新たな解釈こそ大事なのかなと思いました。

映像的なことでは、後半で出てくる爆発シーンが素晴らしかったです。
まずワトソンが吹き飛ばされ、次にホームズとアイリーンも巻き込まれるんですが、
これをずっとスローモーションで見せていって、
ホームズとアイリーンの動きなんか本当に吹き飛ばされているようでもあり、
きれいに振り付けられて踊っているかのようでもあります。
どういう風に撮影したのかわかりませんが、ここはもう一度観たい!
その分、クライマックスの空中戦(?)はイマイチ。
どこかで見たようでもあるし、爆発シーンのようにもうちょっと盛り上げて欲しかったです。
ストーリー自体も個人的にはどうでも良かった・・・謎解きされてもフーンという感じでした。
なんとなくクリストファー・ノーランの『プレステージ』に雰囲気が似ている気がしました。
時代設定もこの頃で舞台はロンドンだし、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールの男二人モノだし。
まあ内容はまったく違うので比べるのもヘンな話ですが、面白さでは・・・アチラの勝ちかな?


好きなんですかどうなんですか
sherlockholmes_3.jpg


最初から最後までロバート・ダウニー・Jr. のアイドル映画じゃないかというぐらい、
彼の魅力全開な作りで、それはそれで十分堪能させて戴きましたが、
その分ジュード・ロウは完全に脇役扱い。
イギリス人だし、本当は自分がホームズやりたかったんじゃないかなあとも思いますが、
ハチャメチャやりまくりのホームズに対して落ち着いた雰囲気でなかなか良かったです。
ジュード・ロウって年とったらどうなるんだろうといろいろ心配してましたが、
これ観て安心しました。薄めのアタマにヒゲ姿、サマになってる!

ホームズはワトソンが結婚するというのがとにかく気に入らなくて、
ほとんどヤキモチ焼いてる風にしか見えない。この男二人のイチャイチャぶりは観ていて楽しい。
残念なのは、その間に入ってくるアイリーンの存在。
ホームズは彼女のことをどういう風に思っているのか、
これまた原作を知ってる人は承知のことなのかも知れませんが、
恋愛感情なのか尊敬/ライバルみたいな感じなのかイマイチ掴めませんでした。
レイチェル・マクアダムスは可愛くてすごく好きだったんですが、
さすがにちょっと年取ったかなあというのと、
ロバート・ダウニーを相手にするにはやっぱりまだ幼い印象もあるし、
どっちつかずな感じで、役に合ってなかった気がしました。
もうちょっと大人かもっとお色気担当な感じの人が良かった気がします。
大人っぽさで言うとケイト・ブランシェットみたいな感じとか、
若くてナマイキで色気もあって・・・だと、スカーレット・ヨハンソンとか?
あ、それじゃ『プレステージ』か。それに『アイアンマン2』に出るし。

これもどうやらシリーズ化されるようですが、うーん、どうなのかな?
ゆるーい感じが気楽に見られていいかなとも思いますが、
ロバート・ダウニーさん、ちょっと働き過ぎな気も。
好きだから、いっぱい観られるのは嬉しいんですけどね。



Sherlock Holmes(2009 アメリカ)
監督 ガイ・リッチー
出演 ロバート・ダウニー・Jr. ジュード・ロウ レイチェル・マクアダムス マーク・ストロング
   エディ・マーサン ケリー・ライリー ジェラルディン・ジェームズ ハンス・マシソン
   ウィリアム・ヒューストン



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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray


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コメント 2

ぷーちゃん

いつもながら素晴らしいコメントで。
わたしにもこの3分の1くらいでいいから、
文章力分けてくれぇ。映画を娯楽って割り切れば
この映画、結構楽しめました。
by ぷーちゃん (2010-04-20 20:08) 

dorothy

ぷーちゃんさん、こんにちは。
そんなに褒められてもナンも出ませんよ!
そういえばぷーちゃんさんもご覧になってたんですよね。
観るまで人の感想は極力読まないようにしてるんで忘れてましたw
今から読ませていただきまーす。
by dorothy (2010-04-20 20:31) 

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