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ゼロ年代ベスト10 [miscellaneous]

いろんなところでゼロ年代ベストが決まっていくので、私も考えてみました。
でもこれがやはり難しい・・・なんだかんだと一ヶ月近く悩んでたような気がします。
で、とりあえず10本決めてみました。
基準は観た時にかなりの衝撃を受け、一週間前後は引きずってしまい、
その後もたびたび鑑賞しているもの、です。
順位はナシ。なので五十音順です。


宇宙戦争

war_of_the_worlds.jpg

『A.I.』で始まったスピルバーグの10年。
結局なんだかんだ言ってどの作品も好きだったということに気付く。
(あ、でも『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』はちょっと・・・。)
中でもこれは別格。圧倒的な恐怖映像とスピルバーグらしい悪趣味さが最高。


エターナル・サンシャイン

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人を好きになること、その相手を忘れようとすること、けれども忘れたくない気持ち。
思い出してしまうことにより味わってしまうつらい思いを、
無かったことにしてしまうために作り出された機械に翻弄される登場人物たちを見て、
こちらの胸の奥の痛みも引きずり出されてしまう、つらく悲しく可笑しく愛おしい作品。
この作品のケイト・ウィンスレットの素晴らしさといったら!
そして主役2人以上に、"脇"であるキルスティン・ダンストの物語の"痛み"が忘れられない。


俺たちニュースキャスター

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「俺たち〜」というタイトルシリーズがここから始まっているはずなのに、
おそらく日本での知名度は相当に低いであろうことがものすごーくもったいない!
ウィル・フェレルお得意でありこだわりの70年代テイスト、カメオという名の地雷、
完璧なクリスティーナ・アップルゲイト、そしてスティーヴ・カレル!


ギャラクシー・クエスト

galaxy_quest.jpg

ネバーギブアップ!ネバーサレンダー!
トカゲ頭のアラン・リックマンの悲哀やサーミアンたちの真っ直ぐな瞳に泣かされ、
そしてジャスティン・ロングらオタク少年たちの知が結集する様がなんとも頼もしい。
この頃、世にトレッキーと呼ばれる人たちがいることを知り、実際に実物を目にした直後だったので、
この作品で描かれた世界がものすごくよく心に染みたものでした。


ゴーストワールド

ghostworld.jpg

こんなに痛めつけられた作品はありません。
もしこれを十代の頃に観ていたらまた違った感想を持ったかも知れないけれど、
十代では気が付かなかったこともいっぱいあったと思うし、
大人になって観たから痛みもなんとか引き受けられたのかも。
少なくともブシェミに対する思いは相当違ったはず、です。


ズーランダー

zoolander.jpg

これは絶対に絶対に外せない!
徹底して描かれる"バカ"さ加減、けれど決して彼らをバカにはしていない。
なぜなら彼らは真剣にバカであるし、自らの美を信じて疑わず、美しくある努力を怠らず、
ライバル同士本気で闘い、尊敬し合い、互いを尊重し助け合うことも忘れない。
そんな彼らを見つめる監督の目は愛情で満ち溢れている・・・ってまあ同じ人物なんですが。
ベン・スティラーのこの姿勢は揺らぐことなく『トロピック・サンダー』にも引き継がれている。
ああ頼むからベン&オーウェンコンビを毎年見させてください!


つぐない

atonement.jpg

少女の純粋さと残酷さに運命を狂わされた男女の悲恋。
それを1ミリも損なうことなく丁寧に美しく描き出した映像美に酔いしれ涙しました。
ジョー・ライトという素晴らしい才能の持ち主の登場は、
次の10年に向けて、映画の楽しみをまたひとつ増やしてくれました。
シアーシャ・ローナンという少女がこのタイミングで存在してくれたことも奇跡。


ドニー・ダーコ

donnie_darko.jpg

好き。どこがどう好きかうまく説明できないんですが。
ドニー・ダーコが告げられる世界の終わりは、彼の世界の終わりであり、
彼のいない世界の終わりでもある。そんなあやふやで不安定な世界観が、
映画全体の空気と同調して、不思議なバランスの中でようやく立っているような作品になっている。
ラスト、タバコをくゆらす母親と少女の視線が交わるシーンに胸の奥を引っかかれる思いでした。


ヒストリー・オブ・バイオレンス

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ヴィゴ・モーテンセンの瞳は常に冷たい氷のようなのに、
深い悲しみや欲望や苛立ちも見え隠れする。
クローネンバーグは"普通"の映画監督になったように見えるけれど、
やはり十分にクローネンバーグらしい。暴力と不思議なユーモア、そして突き放すようなラスト。


ムーラン・ルージュ

moulin_rouge.jpg

ゲイ・パレードの大騒ぎの中でダイアモンドのように輝くニコール・キッドマン。
そして純朴な青年ユアン・マクレガー。
これから大騒ぎが始まるはずがオープニングは『ネイチャー・ボーイ』ここでノックアウト、
そして2人が愛を歌い上げるのが『ユア・ソング』なんてああ卑怯!
どんなにつらく悲しい日々でも、歌い踊り愛し愛されればこのまま死んでもいいとすら思えてくる。



うーむ。明日になったら1つ2つは気持ちが変わりそう。
最後まで悩んだのは『ウォーリー』『エレファント』『グラン・トリノ』『ダークナイト』
『トゥモロー・ワールド』『パンズ・ラビリンス』『マグノリア』『スパイダーマン2』
『ブロークバック・マウンテン』『Mr.インクレディブル』『ミスティック・リバー』などなど。
イーストウッド作品はどれかひとつに絞れずに外れてしまった感じです。

ここに『ハイ・フィデリティ』『チアーズ!』『イン・グッド・カンパニー』みたいな、
ちょっと軽めなものも入れたい衝動はありましたが、
そうするとベスト10全体の色あいが変わりそうなので外しました。
でも、自分はこういう恋愛モノや青春モノも好きなんだよなーと1人でしみじみしてしまいました。
それと『トロピック・サンダー』『スーパーバッド 童貞ウォーズ』『40歳の童貞男』
『ウォーク・ハード ロックへの階段』といったコメディ系ももっと入れたかったのですが、
それだけで10本埋まりそうなので泣く泣く2本に。

こういうベストを作るのはすごくニガテ・・・でも、
この10年を振り返ることができて楽しい作業でもありました。
次の10年・・・考えるとアタマ痛くなりそうだな。10年後って私は何歳なんだ!?
でものんびり、映画を楽しんでいきたいです。
あ、ちなみに今年のベストは・・・うーん、難しいけどやはり『グラン・トリノ』だったかな。
今年も見逃した作品が多くて。来年はもうちょっと頑張らねば。

とりあえず今年の更新はこれでおしまい・・・の予定。
皆さま、良いお年をお迎えください。




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コメント 4

堀越ヨッシー

dorothyさん、こんにちは。
なんてタイムリーな記事!。ちょうど数日前に「宇宙戦争」のDVDを買ってきて観たばかりでした。宇宙人の造形が今ひとつだったけど、トライポッドの圧倒的迫力、群衆になった時の人々の醜悪な様子など、やっぱりスピルバーグの恐怖演出は際立ってるな!と再認識しました。
dorothy的ゼロ年代ベスト10作品は半分以上が未見ですが(苦笑)、機会があれば是非見てみたいなと思います。
 
今年はdorothyさんのブログを、大いに楽しませて頂きました。ありがとうございました。来年も楽しみにしています。 
では、よいお年を!(^皿^)/

by 堀越ヨッシー (2009-12-30 09:30) 

ぷーちゃん

dorothyさん、こんにちは。
ベスト10の中で観た映画が3本。世の中広い!
まだまだ知らない事ばかりと再認識。
あえなく落選?した作品の中にもう3本。
コメント参考に新しい作品も見て行ければと思います。
”宇宙戦争”は、”ET”とは、真逆の世界。
宇宙人は、見方か敵か?どっちなんでしょうね。
by ぷーちゃん (2009-12-30 17:49) 

dorothy

堀越ヨッシーさん、こんにちは。
なんて偶然!宇宙戦争スキってありなのかなあと思ってましたが、
映画秘宝のゼロベストでも2位だったんで自信を付けてwランクインさせました。
私は燃えさかる通過列車が恐ろしくも美しくて本当にショックでした。
子どもの頃に観てたらトラウマになること間違いなしですよね、コレ。

あんまりヨッシーさんのブログにはコメントしなくてゴメンナサイ。
でも毎回、素晴らしいイラストは楽しませてもらいました。
来年も期待しています。良いお年を!
by dorothy (2009-12-31 03:14) 

dorothy

ぷーちゃんさん、こんにちは。
私の趣味なんて偏ってますんでwご覧になってないのが多くて当然かもです。
何かの参考になれば良いなあと思い選びましたので、もし機会があればぜひ。
どれも自信を持ってオススメですが、好みは人それぞれですからね。
それにしてもE.T.とまるで対局なものを作ってしまうスピルバーグってスキです。
昔みたいに宇宙人=敵国みたいな図式はさすがに今はあまり関係ないと思いますが、
こんなに無条件に殺しにやってくる敵はカンベンして欲しいですね。

では、来年もヨロシク。良いお年を!
by dorothy (2009-12-31 03:23) 

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