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ダーウィン・アワード [映画感想−た]

"ダーウィン・アワード"とは?
「ダーウィン賞は愚かな行為により死亡する、
もしくは生殖能力を無くすことによって自らの劣った遺伝子を抹消し、
人類の進化に貢献した人に贈られる賞である」とウィキペディアにあります。
今作はこのダーウィン賞を元に製作されたコメディ・・・ということですが。


サンフランシスコ市警のマイケル・バロウズ(ジョセフ・ファインズ)は、
優秀なプロファイラーながら、血を見ると失神してしまう体質。
そのせいで連続殺人犯を取り逃がし失職してしまいます。
彼は愚かな死に方をした人々を讃えるサイト"ダーウィン・アワード"にはまっていて、
そんな死に方をする人が大勢いるかぎり保険会社に損失を与え続けるという持論を持って、
自分のプロファイリング能力と共に保険会社に売り込みに行きます。
保険会社は彼の能力を試すために保険調査員シリ・テイラー(ウィノナ・ライダー)と組ませ、
アメリカ各地の事故被害者の調査に当たらせますが・・・。


調査に乗り出す2人
thedarwinawards_2.jpg


"ダーウィン賞"なんてものがあることを、この映画で初めて知りました。
映画では、マイケルとシリが調査する事故が一見普通の事故のようだったり、
逆にまったく理由がわからないものだったりするのですが、
ダーウィン賞にハマっているマイケルが"こうかも知れない"と想像すると、
その結果やはりトンデモナイ理由で死んだor負傷した人たちばかりだという、
この発想は面白いと思いました。

というわけでダーウィン賞候補のみなさん!という感じで描かれる、
ありとあらゆるバカな事故の数々。
普通のクルマにジェットエンジンを取り付けるとか、
自動販売機の取り出し口に手を突っ込んで倒れてきた販売機で圧死とか、
ダイナマイトで凍った池に穴を開けようとして・・・とか、
1個1個の"事例"は見事にバカで笑えます。
そんなわけないよなあというものや、確かにあり得るかもというようなものまで、
ああ出来れば自分は普通に死にたい、と思ってしまいます。
基本的にホワイトトラッシュな方々が登場する率が高いのが・・・まあそういうことなんでしょう。
せめてそういうものに巻き込まれないようにしたいものです。


こんな死に方とか?
thedarwinawards_1.jpg


さて、この作品ではマイケルが大学生の卒業研究のドキュメンタリー製作で、
ずっと学生のカメラに追われているという作りで、
随所でこの学生カメラの映像になります。
マイケルらがたびたびカメラ目線になって撮影者と話したりという演出がなされるのですが、
これがどうもあまり効果を発揮していません。
学生カメラには白枠があるのでそれとわかるのですが、
この白枠もあったりなかったり(カメラが変わるせい?)、
実際の映画としての映像だと思ってたらそうでもないとか、
どうもその辺の一貫性がなくわかりにくいのが残念です。
映画としての映像、学生カメラ、それとマイケルの"想像"シーン、
少なくともこの3つの視点をそれぞれわかりやすく整理して欲しかったです。
最後にこの学生カメラの映像が事件解決の役に立つということはあるのですが、
基本的にこの設定必要だったのかな?という気がしました。

マイケルが失職するきっかけになった連続殺人犯が自称ビートニク詩人で、
ケルアック通りでマイケル・”バロウズ"を襲うとか、
シティ・ライツ・ブックスが登場したかと思うと、
その創始者ローレンス・ファリンゲッティ本人が登場したりと、
この監督どういう人?実はドキュメンタリー撮る学生っていうのは監督本人で、
今まさにビートニクにかぶれてる学生だったりとか・・・といろいろ想像してしまいました。
でも監督のフィン・テイラーは1958年生まれの結構なオジサンで、
フィルモグラフィーを見ても日本未公開の作品を何本か撮ってるのみ。
実際にビートニク周辺に影響を受けた人なのかも知れませんが、よくわかりません。
でもそもそもウィノナ・ライダーのキャスティングというのがアヤシイ。
で、さらに調べたらファリンゲッティを引っ張り出したのは実はウィノナだそうで、
さすがヒッピーコミューン育ち!
とは言ってもこの連続殺人犯にこんな小ネタを散りばめる必要があるのかなあという気もするし、
ヘンなところにこだわりを持ちすぎな気もしてしまいました。


うーむジュリエット・ルイス
thedarwinawards_3.jpg


冒頭いきなり登場するのがデヴィッド・アークエットという時点で笑ってしまい、
その妻がジュリエット・ルイスって最強な夫婦!
いつ見ても、どんなマジメな役をやっても笑ってしまう(私だけ?)ジョセフ・ファインズ。
今回はそのヘンな存在感が十分に活かされたキャスティングだったと思います。
こういう役をどんどんやって欲しいなあ。
バスルームでのシーン、もうおかしくてどうしようかと思いました。
クリス・ペンの登場はちょっとジーンと来てしまい、
もしやこれが遺作じゃないだろうなと思わず調べてしまいました。
良かった、違ったようです。これが遺作じゃシャレにならないなあと思いましたよ。

ダーウィン・アワード、プロファイリング、ビートニクのこだわり、
学生カメラのドキュメンタリー風・・・などなど、
いろんな独特な要素があるのに、それがどうもうまくまとまってない感じが惜しい。
そのあたりは監督の力量にかかってしまうのだろうなと思いますが、
豪華な出演者も含めてもったいなさでいっぱいの作品でした。
もう少しちゃんとした人が監督してればもう少し面白くなったと思います。ホント残念。
それとビリー・ジョエルってやっぱり恥ずかしい音楽なのかなあ。
まあ最初のデートなんかで聴かされたらちょっと引くかもですが。
逆にメタリカは私には全然理解不能だし、
こういう風に登場するのはどう受け止めるべきなのか・・・。


The Darwin Awards(2006 アメリカ)
監督 フィン・タイラー
出演 ジョセフ・ファインズ ウィノナ・ライダー デヴィッド・アークエット ルーカス・ハース
   ジュリエット・ルイス ジュダ・フリードランダー クリス・ペン ジュリアナ・マルグリーズ
   ロビン・タニー ウィルマー・バルデラマ



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タグ:映画
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