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クローバーフィールド HAKAISHA [映画感想−か]

今年一番の個人的期待作。観てきました!

ある日、ニューヨークを正体不明の"何か"が襲います。
それはどこから来たのか、何者なのか、まったくわかりません。
街中を破壊し、人々を襲います。
その日、マンハッタンのアパートの一室でパーティを開いていた人たち、
彼らの中の一人がハンディカムを回していました。
そのカメラに、その謎の事件の一部始終が収められていて、
私達はそれを観ている、という設定です。
そのカメラは"かつてセントラルパークと呼ばれた地点で回収された"と冒頭で説明されます。
かつて?ということは、今は存在しないということ・・・?

主な登場人物は6人。
ロブとジェイソンの兄弟に、それぞれの恋人であるベスとリリー。
そして友人のハッドとマリーナ。
ロブはベスとパーティで言い争い別れてしまうのですが、
そこに、この悪夢が始まってしまいます。
逃げまどう中、ロブは身動きの取れなくなったベスからSOSの電話を受けてしまい、
彼女を助けに戻ります・・・。


ロブとジェイソン兄弟、そして"カメラマン"ハッド
cloverfield_1_1.jpg


とにかくリアル。
911テロをイヤでも思い出させるビルの倒壊シーンは、
よくこれをニューヨークを舞台にして作ったなと、その勇気に感心してしまいます。
揺れる映像とものすごい振動は、確実にそこにいる気分にさせます。
実際にこういう場所にいたらこう見えるだろうなという、
周りでいったい何が起こっているのかわからない恐怖。
手持ちカメラでの映像のみであるために、見えるものがとても限定されるのですが、
見えていない部分でも確実に何かがそこにあり、何かが起こっていることが伝わってきます。

ブルックリンブリッジはどう見ても本当に落ちてるし、
ヘリコプターは確実に墜落しています。
マンハッタンの街を”何か”がものすごい振動で歩いています。
もちろん、そんなことは今やCGでいくらでも作ることは可能であり、
どんなにありえない映像もめずらしいものではありません。
でも、それらをいかにもこのハンディカムで撮影したんだという風に作るという、
そこにどれだけの緻密な計算があるかと思うと、本当に驚異!です。


大迫力!の音と映像
cloverfield_3.jpg


それと、単に彼らがパニックになって逃げまどっているだけというのではなく、
ロブとベスのラブストーリーがベースにあるというのも重要な要素となっています。
ロブがベスを助けに行くという行為があったために、
彼らはどんどん悪い状況に追い込まれるわけだし、
この撮影されたテープが、そもそも二人が以前撮ったものに重ね撮りしてしまっていて、
撮影を止めた時に、一瞬関係ない過去の二人のデートシーンが出てきてしまったりします。
それが切なくもあり、謎のエンディングにも繋がっていくという構成の面白さ。


助かった・・・?
cloverfield_4.jpg


よく言われていることですが、発想としてはまったく『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』で、
その点だけでは目新しいものではありません。
そして『ブレア・ウィッチ〜』がそうであったように、
この映画が、10年後、20年後まで残る作品だとも思えません。
いまこの瞬間の一発勝負的なものであることは否めません。
そういう意味で、これは"映画"ではないかも知れない。
でも娯楽という意味では、公開前の(また公開後の)プロモーションも含め、
これほどのエンタテインメントはないと思うのです。

前も書きましたが、『LOST』好きなもので、
このなんだかわからないけどとにかく驚かしてやろう、みたいな感じが
『LOST』の世界観とどこか共通していて、本当に単純に楽しめました。
そんな私でも、心の中で2、3度ツッコミを入れていました。
そうまでして撮っていたいの!?とか、とりあえずカメラは放置して逃げようよ、とか、
いったいどれだけ頑丈なカメラなの?とか・・・。
楽しんで観ている私でもそうなのだから、たぶんそこに不満やノレないものを感じる人には、
あっさり「NO!」と言われるのかも知れません。


助けに来た!
cloverfield_7.jpg


揺れまくりの映像に対する拒否反応もあるようですが、
劇場のチケット売り場のお姉さんにも
「気分が悪くなるかも知れませんが?」と念を押されましたが、私は全然平気でした。
『ブレア・ウィッチ〜』でも『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(!)でも平気だったので、
そもそも不安ではなかったのですが、でもまあ、さすがにちょっと疲れはしました。
とりあえず前方の席に座らないようにして、
できればあまり字幕を読まないようにするといいかも知れません。
私は読まないわけにはいかないので、冒頭のパーティシーンがつらかったですが。
このパーティシーンはちょっと長く、画面の揺れや切り替えもかなり多いのですが、
登場人物の関係性がここで説明されるので、ちょっとおろそかにできません。
そこから先はそれほど大したことはしゃべってないし(しかも字幕担当はT女史だし!)
多少でも英語が聞ける人は字幕を見ないようにすることをオススメします。

アメリカでは事前のプロモーションが相当盛り上がっていたのに、
日本国内ではほとんどなかったのではないでしょうか。
とりあえず興行成績1位を獲得したようでメデタシですが、
これだけ日本への目配せが詰まった内容なのに、ちょっと残念。
日本でどれだけの人が「タグルアト」「スラショー」のことを知ってるのか・・・まあ、
知らなくても大して影響はない、かもですけどね。

続編の話もあるようですが、これはちょっと微妙。
別の視点(別のカメラ!?)から観たもの、なんて話も出ていますが、
観てみたい気もするし、ここで止めておいたほうがいいような気もします。

まだまだ言いたいことがたくさんあるんですが、
今日はこのくらいにしておこうかな。
それにしても、自分でもあきれるぐらいの興奮状態!
少しクールダウンしなくちゃです。


Cloverfield(2008 アメリカ)
監督 マット・リーヴス
出演 リジー・キャプラン ジェシカ・ルーカス T・J・ミラー マイケル・スタール=デヴィッド
   マイク・ヴォーゲル オデット・ユーストマン 
    


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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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