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ブロードウェイと銃弾 [映画感想−は]

久しぶりに観ましたが、傑作。
正直に言うと、ウディ・アレン作品は観ている間は楽しくて幸せでものすごく満足感を感じるのですが、
しばらくすると「あれ、どんな話だったっけ?」と思うものも少なくないのです。
特に現代劇でアレン本人が出ているもの。これは残念ながら私の脳みその容量の問題。
というわけでこれは、1920年代が舞台のアレン抜き、という私向けの作品というわけです。


花!花!そう、ニューヨークは美しい
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ウディ・アレン作品にアレン本人が出なくても、かならず彼の分身は登場します。
この作品ではジョン・キューザック演じる劇作家デイビッドがそうです。
例によって周りに翻弄され、自信も愛も見失いそうになります。
ジョン・キューザック好きとしては、アレン風味の彼を観るのは楽しいような少し物足りなさを感じるような。
その上、ほかの出演者が素晴らしく完璧な演技を見せるので、少し損をしてしまっている気もします。

ダイアン・ウィーストの大袈裟な大女優っぷりは『サンセット大通り』のノーマそのもの。
どちらかというとほんわかした雰囲気の役を演じることが多い女優さんですが、
この作品での彼女は本当にびっくりです。オスカー受賞も頷けます。


「コール・ポーターからの贈り物よ」!!!
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超大根女優オリーブ役のジェニファー・ティリーもスゴイ。
彼女の独特の声がこれ以上活かされた作品はないのでは?
彼女なくしてこの作品はあり得なかったとも言えそうです。
アタマの弱さ加減の表現が完璧。彼女のアドリブ笑い「ハーハーハー」が頭から離れません。
それからアレン作品にはおなじみトレイシー・ウルマン。
登場時のいかにもなノリノリ自己紹介ぶり。"犬コロ"とセットでとにかく彼女もウルサくて最高。
それと、どんどんどんどん太っていくジム・ブロードベント!ポケットにチキン、台本にロールケーキ!

そしてこの作品で一番クールなのはもちろんチャズ・パルミンテリ。
アレンが常に追い求める"才能"のありかは、この作品では彼の元に。
誰よりも冷静に事を進め、その一方で素晴らしい芝居を作り上げます。
自分の仕事を全うしつつ、だんだん自分の芸術的才能に気がついてしまいます。
そしてその結果が・・・。

大女優に惑わされ、大根役者に悩まされ、意外な才能を持ち合わせたギャングに半ば嫉妬しながら、
デイビッドの作品はどんどん形を変えていきます。
"アーティスト"を目指しながら、その作品は妥協のカタマリとなっていきます。
その先にある本当の答は?


Bullets Over Broadway(1994 アメリカ)
監督 ウディ・アレン
出演 ジョン・キューザック ダイアン・ウィースト ジェニファー・ティリー チャズ・パルミンテリ
   メアリー=ルイーズ・パーカー トレイシー・ウルマン ジム・ブロードベント ロブ・ライナー


Don't speak ! Don't speak ! ・・・のポスターを発見!
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ブロードウェイと銃弾

ブロードウェイと銃弾

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD



タグ:映画
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