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ルイーズに訪れた恋は・・・ [映画感想−ら]

大好きなローラ・リニーとポール・ラッド(!)が出ているので観たい気持ちはあったのですが、
ストーリー的にたぶんダメかも、と思い敬遠していた作品です。

世に、年下の男性との恋愛モノはたくさんあります。
昔だと『おもいでの夏』とか・・・ちょっと違うかな?
日本にも黒木瞳の『東京タワー』とか、最近だと『人のセックスを笑うな』とかがそうなのでしょうか?
・・・どちらも観ていないのでよくわからないのですが。
こういうのは、やはり一定の需要があるのでしょう。
もちろん年下男性側ではなく、女性側の需要です。
そして私なんかは格好のお客さんになり得るのです。
どうしたって主人公に自分を当てはめたくなりますし、
(私はどう転んでも、黒木瞳にも永作博美にもなり得ないのですが)
それがなんだか怖くてくやしくて、つい観るのを避けているところがあります。
確実に胸が痛くなってしまうから・・・と書きながら、すでにイタイ発言になっています・・・。

39歳の主人公ルイーズが、昔の恋人と同じF・スコットという名前で、
しかも顔も瓜二つ、声も話し方もそっくり!という15歳年下の青年に出会い、恋に落ちます。
彼は名前や顔だけでなく、昔の恋人と同じように絵を描き、感性もとても似ています。
しかもその恋人は若くして交通事故で亡くなっているのです。
心が動かないはずがありません。


こういうのにヨワイです
ps1.jpg


ルイーズが彼に惹かれた理由はもちろんよくわかりますが、
若いF・スコットはどの時点で彼女を好きになったのか?というのがちょっとわかりにくい。
面接に行ったその日にいきなり・・・なワケで、
これ、男女が逆だったらかなりマズイ話です。
まあそこは、出会った瞬間に一目惚れしたとか、運命的なものを感じたとか、
寛大に受け止めてあげたいと思いますが。

F・スコットにしてみれば、これで受験が有利になるとかいう"下心"があったかも、
なんていう意地悪な見方もされかねないのですが、
そうではないということを表すかのように、
どちらかというと彼のほうが早くからルイーズに夢中になっているような描写が多く、
一方ルイーズは、恋愛感情というより単に彼に昔の恋人を重ね合わせているだけという風に見えます。
まあ仕方のないことです。
そういう事情がなかったとしたら、年齢や立場を考えれば、簡単に恋に落ちることもないような相手です。


恋をすると、すごくお腹がすくのです
ps2.jpg


元カレにソックリという設定とか、ルイーズの元夫の"告白"とか、
F・スコットを裸にして、彼にサディスティックにさえ見える"ゲーム"をするあたりは、
作りようによってはかなり安っぽいドラマにもなりかねないのですが、
そうならないのは、俳優たちの達者な演技や抑えめの演出がそうさせていると思いました。
ルイーズの母や弟の存在、親友との確執とも言えるような友情など、
メインの恋愛話以外の部分でもなかなか見せる部分があります。
でも、例えば母や弟とのエピソードなどはもう少し掘り下げてもいいと思うし、
あるいはまるっきりなくてもいいような気もします。
弟役ポール・ラッドには、もっと活躍して欲しかったですが・・・。

それに、恋愛話ももうちょっと盛り上がってくれてもいいのでは、と、
主人公に同化しつつある"私"としては思うわけです。
F・スコットのルイーズに向ける眼差しは充分熱いのですが、
芸術家ならではの突拍子もないような行動をとってみたりとか、
とりあえずはルイーズの肖像画を描いて見せて欲しかったし、
ドラマチックな展開がもうちょっと欲しかった気がします。

それにしてもマーシャ・ゲイ・ハーデンの"悪友"ぶりは『ミスティック・リバー』の復讐!?
同じオバサンになるなら、やはりローラ・リニーにならなくちゃなあとしみじみ思いました。
ローラ・リニーは作品ごとにいろんな役を演じますが、これは観ていて
『ラブ・アクチュアリー』での、同僚に密かに想いを寄せるOLを思い出しました。
結構低めの声で辛辣なことを言ったりもするんですが、
恋をするとすごくカワイイ。
あのエクボ笑顔が上品な方向に持っていくんですね。
ローラ・リニーで良かった、と思える作品だったと思います。

そしてF・スコット役のトファー・グレイス!
彼にはこれより先に『スパイダーマン3』でグッと来てしまっていたので、
この作品の点数が甘くなってしまうのは仕方ないことなのかも知れません・・・。
これを先に観ていたら『スパイダーマン3』は心穏やかに観ることが出来なかったかも知れない!


特に美少年というわけでもないのですが・・・
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彼は『トラフィック』で、マイケル・ダグラスの娘を悪の道に進ませる高校生を演じていましたが、
この時はまだ本当にイケスカナイ子どもという感じでした。
『スパイダーマン3』のヴェノム、というかピーターのライバルカメラマン・エディも、
当然ながらカンジ悪い雰囲気というか、ぎりぎりイヤミなキャラクターでした。
こういうどちらかというと意地悪な悪人キャラが似合いそうなのですが、
今回は、若さ故のナマイキさを見せつつ真っ直ぐ、みたいなところがまた個人的にツボを突いてくれました。
また、これからが楽しみな俳優が出来てしまいました。


P.S.(2004 アメリカ)
監督 ディラン・キッド
出演 ローラ・リニー トファー・グレイス ガブリエル・バーン マーシャ・ゲイ・ハーデン ポール・ラッド


↓軽いラブコメ風ジャケットですが、そんなことは全然ありません。

ルイーズに訪れた恋は…

ルイーズに訪れた恋は…

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: DVD


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