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僕たちのアナ・バナナ [映画感想−は]

NHK-BS2でサンタナのライブを観ました。
ちょうどアルバム『スーパーナチュラル』が発売されたあとの2000年の東京公演。
そうか、もうそんなに時間が経ったのかという思いで熱い演奏を聴いていました。
音楽は一瞬にして過去に引き戻し、いくつもの思い出をよみがえらせます。

このライブを観ていて思いだしたことのひとつが『僕たちのアナ・バナナ』です。
劇中、主人公の二人、ジェイク(ベン・スティラー)とブライアン(エドワード・ノートン)が、
黒いサングラスをかけて並んで街を歩くシーンで、
大ヒットしたサンタナの『SMOOTH』が流れます。


こんなシーン
keeping1.jpg


エドワード・ノートンの初監督作。
いったいどんなものになるのか見当も付かなかったのですが、
ラブコメとは!と当時ビックリしたものです。
正確にはウディ・アレンのようなほろ苦さのあるコメディ、というべきでしょうか。
時期的には『ファイトクラブ』のあとで、
すでに充分"怪優”ぶりを見せつけていた頃・・・というか、
この人は『真実の行方』の時からすでにタダモノではなかったんですが。
役柄だけでなく、本当にいくつも顔を持っているのだなと嬉しいような半分あきれるような気分でした。

なぜこのサンタナが流れたことがそんなに印象的だったかというと、
この、掴み所のないエドワード・ノートンという人が、
確実に今の時代に生きて、同じ空気を吸って生活しているのだなあと、
改めて知らされた気がしたのです。
サンタナの、この当時のヒット曲を自身の監督作で使うことがそれを象徴しているような気がしたのです。
ほんの少しだけ、彼の本当の部分が見えたような気がして。
勝手な妄想でしかなく恥ずかしいのですが・・・。

ユダヤ教のラビであるジェイクとカソリックの神父であるブライアン。
宗教は違っても二人は子どもの頃からの大親友。
そんな二人にはもう一人親友がいました。
可愛くってちょっぴり男勝りのアナ。
彼女は子どもの頃にカリフォルニアに引っ越してしまっていて、
そのアナが十数年ぶりに二人の前に戻ってきます。
昔より一段とチャーミングになった彼女に二人はたちまち恋してしまいます。
けれど、この男二人の宗教的立場が、恋愛をスムーズに進めさせてくれません。

原題の『Keeping the Faith』の"faith"というのは信仰とか信念という意味。
これを"守る""貫く"というわけで、実に作品の内容を表しています。
アナがどちらの方向を向くかがわりに早い時期に決まるので、
ドロドロした三角関係になることはありませんが、
宗教や自分の立場を尊重しなくてはならないということが、
三人を混乱させ、また新たな一歩を踏み出させることにもなるのです。
そういう意味では軽いラブコメのようでいて、奥深いものもあります。

宗教的なことは日本人にはいまひとつわかりにくいものですが、
それぞれの宗派の儀式的なことが丁寧に描かれていて、
また一方で「そんなのアリ?」と思うようなこともあり、
(カラオケパーティや、ラビのトレーディングカードなど)
そういった描写がとても興味深かったです。


男二人と女一人。永遠のトライアングル。
僕たちのアナ・バナナ_2新.jpg


エドワード・ノートンの次回監督作のアナウンスはだいぶ前からされているのですが、
なかなか完成されないようです。
今度はどんな一面を見せてくれるのか。とても楽しみです。
その前に『ハルク』もあるし!


Keeping the Faith(2000 アメリカ)
監督 エドワード・ノートン
出演 ベン・スティラー エドワード・ノートン ジェナ・エルフマン アン・バンクロフト ミロス・フォアマン



僕たちのアナ・バナナ

僕たちのアナ・バナナ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



タグ:映画
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